たまちゃんのつぶやき日記のblog

演奏家のたまちゃんが舞台裏の話や感じた事を気ままに書いてます

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相棒の特性の違い~


2年前、丸の内の東京駅近くの某有名ホテルの10周年記念イベントで、

開業10周年ロビーコンサート『ボサノヴァ夏の響き』と

題して演奏をさせて頂きました。
 
ロビーコンサート夏曲目紹介
 

一般紙(読売新聞)にも広告が載るだのして、メディアにも公開され~

2回のステージは立ち見のお客様で一杯でした。


デュオで、ピアノはデジタルピアノ、マイクは無し。

生音で演奏。


かなり、シビアな環境ですが、響きは良く、かえってかなりテクニックが試される環境でした。


逆に絶好の試しが出来ると、普通はあまり考えませんが、1st 2nd ステージを楽器を変えて、響きとか、様々な情報を収集したい気持ちにかられ…


ファーストステージは Cちゃん(C管)の笛。

セカンドはHちゃん(H管)の笛。

おまけに、両ステージにアルトフルートの持ち替えもあるというプログラムにしました。


終わって、お客様からアルトフルートの質問を受けたり、新聞をみて、わざわざ聞きにきてくれたりと、感謝でございます。


笛の人はわかると思いますが、響きには敏感でスタッカートの使い分けは慣れていると思いますが。

意外なのはピアニストで、ペダルの使い方。

特にジャズピアニストとクラシックからジャズに転向された方や、ペダルの使い方が違う時があります。


特に響きのいいフロアーなど、残響が異常に響く場所では特に使い方が、演奏の切れの良さを左右します。

これは、生だろうがデジタルであろうが同じです。


相方は、ちゃんと判っているのですが、この時、楽器のペダル不調に苦心しながら、最高のサウンドを出してくれました。


面白い感触は、C管からアルトフルートへ持ち替えと、H管からアルトへの持ち替えでは、H管の方が楽でした。


やはり、管が長いせいもあるのかな?

修正は一瞬で、しますが、持ち替えは習慣的な感覚はH管が楽ですね。


でもこれは、体の作りにも関係してるかも。


両方持ってる方は試してみると面白いかも。


アルトフルートは、直管とU字管と二つのタイプが、あります。

体の小さい方や、持ち替えた時、フルート感覚吹ける利点はあるのですが、

U字管は音程の不安定感があります。

直管は音程は安定していて、独特のダークな音色感(アルトフルートの醍醐味)があります。

ジャズやボサノバとかの音楽には凄く合います。


同じ曲を、CちゃんとHちゃんで吹いてます。

若干、テンポはその場の雰囲気と楽器お特性?というより、夕方の時間なのでテンポゆるやかにしたり、変化しています。

よかったら聞いてみて下さいませ。

Cちゃん
 


Hちゃん

少し専門的な話になりますが。

昔、ランパルおじさんの最後の日本公演のコンサートは聞きに行けて、生のランパルの音は堪能させて頂きました。

天から音の光が降り注ぐような音色包まれた、素敵なコンサートでした。
ランパルおじさんは、日本全国公演で、最終日が東京だった?、すこし風邪を引かれて、鼻水をかみながらの演奏でしたが、バッハのソナタのダイナミックスの使い方、タンキングなど本当に一級の芸術品の音に勉強になり、酔いしれた時間でした。
バッハはこうやって吹くんだよ~と教えられるようなな演奏で、勉強になりました。
会場を見渡すと、有名なフルーティストが多数いました。

ある、某専門音楽雑誌にその時のレポを投稿したら、記事になり本に掲載されました。
後に、その出版社から謝礼で、アニメのフルート2本とピアノの楽譜をプレゼントしてくれて、しっかりレッスンの
仕事で使わせて頂きました(笑い)

アレグロのテンポ、アンダンテのテンポ感、タンギング使い方、バロック音楽の表現の仕方など、様々な演奏形式の
奏法。
今だに、しっかり耳に残っています。
C管で、重厚な低音から柔らかい中音、ホールの空間を突き抜ける澄み切った高音域。
あの音は不思議ですが、今も耳に残っています。

不思議な縁で、ランパルおじさんのレプリカモデルを世界で50本しか制作された、うち3本が日本に入った1本を
偶然吹く機会がありました。

それも、ランパルと同じC管でシリアルナンバーがNo12。
持った時、かなり重さはありましたが、吹きやすく。
はじめは軽く吹いていたのですが、吹き込むにつれて、どんどん深い音が鳴りだして、ヤバい!(笑い)と思いました。

面白かったのは、ぼくの相棒のC管と性格が似ていた事。

ちなみに、自分の相棒は、サウンドチェックする時、C管でやるとほぼ一発OK。
H管でやると、時間が少しかかる。
意味は判りませんが、倍音が多いのかな?あとパワフルなとこかもしれませんね。

H管を使いだしたのは、音色のダークなとこと、パワフルさでしょうか。
実はC管でパワフルな頭部管を付け替えて一時期5~6年間使っていた事がありました。
でもあまりにもハードな為、もともと持ってるC管の繊細な表現の良さが使えなくなり、耳が疲れてしまいました。

30代の前半頃、歯を悪くしていて、持っていたフルート(当時M社のフルート)で思うように吹けなくて、様々な歯学の本や病理学の本まで、読みあさりました。
何がいけないのか?問題点を探ろうとしていました。
のちに教える仕事をする時に、この勉強はすごい役に立ちました。
歯並びや歯茎の事でフルートを吹きたくても吹けない方に音をちゃんと出せる、方法を学びました。

話はそれましたが、国産、海外のフルートをいろいろ吹いたり、購入したりしていましたが、自分が気に入った音色、感覚にめぐり逢わなかったのです。

悩んで年末の銀座の街をあるいてるある時、偶然立ち寄ったY社の楽器屋さん。
そこで、出会ったのが今のC管でした。
何気に、吹かせてもらおうと、楽器を持った瞬間に不思議に体にフィット感があったのです。
その瞬間に何か感じて、吹いてみたら、不思議に今まで悩んでいた問題が一気に吹き飛んでしまったのです。
PPで吹けばその通りに、答えてくれるし、fffで吹けばすごい鳴るし~
店員さんが、在庫も出しましょうか?と言われましたが、即決でこれくださいと。
以来、30年間の月日が流れました。

たしかに、様々な材質とか高価楽器は沢山あります。
でも自身の体に自然にフィットする楽器って、何か人と人の出逢いと似ていて不思議ですね。

C管(Cちゃん)は美人系の気が強い性格を持ってる所がはじめはありました(笑い)最近は柔らかく優しくなりましたが、繊細な音色感、コントロール感を持っていて、よくブライダルの仕事の時、デジタルピアノとデュオで演奏する事が多かったのですが、音程を合わせやすく、楽な相棒だなと、思ったぐらいです。
後に、同じタイプでH管を買った時、よりC管よりダイナミックなパワフルな音がでる楽器で、デジタルと合わせるのにコントロール入ります。

H管(Hちゃん)は太っ腹な性格、姉御肌系の感じで、逞しい感じですね(笑い)
24年ぐらいの相棒。

H管は管体が長い分、倍音の数が増えます。
音色にも影響していきますね。
替え指も増えたり、同じ音でも抑え方の種類も増えるし、返って難しくもなります。

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ひだまりの中で

ジャケット

伊藤 伸一 Flute&Alto Flute
五島 和成 Piano

全曲オリジナルアルバムです。

収録曲
1、思い出のマレコン通り/作曲:伊藤伸一
2、風の歌/作曲:伊藤伸一
3、A New Moon/作曲:五島和成
4、Morning Samba/作曲:伊藤伸一
5、ひだまりの中で/作曲:伊藤伸一
6、John&Wolf/作曲:伊藤伸一 編曲:五島和成
7、A Full Moon/作曲:五島和成
8、Sun Shower/作曲:伊藤伸一

日々感じる自然の風景をボサノバ、サンバ、ワルツ、ラテンジャズのリズムに乗せて~収録致しました。

お問い合わせ・お求めは、こちらのメールにご連絡くださいませ。
itinis@jasper.dti,ne.jp

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